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列車の旅 [memoirs]

先週末から私の実家に子供たちを連れて行き、今日帰って来ました。

夫が車を使うので、3人で特急列車を利用しました。
幸い、乗客が少なく、自由席でも座ることができました。

それでも次の停車駅から少しずつ乗客が増えて来たので、
私の隣の席の荷物を網棚にあげて、空けておきました。

見ていると、一人で乗っているビジネスマンの方などは、ほとんどの方が
窓側に座り、通路側に荷物を置いていて、新たな乗客が空席を探して歩いていても、
自分の荷物を網棚にあげようともしません。

そこに座って欲しくないからでしょうか?
ただ、気が効かないのでしょうか?

そんな事を考えていたら、昔々のエピソードを思い出しました。

高校を卒業して、神戸短大に進んで間もない頃、初めて一人で新幹線に乗りました。
自由席だったか指定席だったかは忘れたけど、私は窓際でいびきをかいて寝ている
恰幅のいい40代~50代の男性の隣に座りました。

間もなく、その男性が、べらめー調で寝言を言い始めました。
もしかしてこの人、ヤクザ? なんて思いながら、私はなんだか怖くなって、
隣でびくびくしながら座っていました。

しばらくして、その男性は目を覚まし、私に話しかけてきました。
最初は、恐る恐る質問に答えていたけど、話しているうちに打ち解けて、
おじさんは、車内販売が回ってきた時に、私にアイスクリームをおごってくれました。

ところが、私はおじさんとの話に夢中になって、神戸で降りなければならないのに
乗り過ごしてしまい、パニックに陥ってしまいました。

するとおじさんが、

「大丈夫。わしが次の大阪で降りるから、一緒に降りて、駅員さんに話して
 ちゃんと神戸に戻れるようにしてやるから。」

と言って、その通り、大阪駅で降り、駅員さんに事情を話してくれ、
私を無事、神戸に戻れるように手続きしてくれたのです。

そして、私はおじさんに何度も何度もお礼を言って、お別れしました。

住所も名前も訊かなかったので、そのおじさんとはそれっきりになりましたが、
今でも時々ふと思い出して、ほんわりした気持ちになります。

おじさん、ありがとう。

人は見かけじゃないね。



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